こんにちは。
えがお写真館です。
コロナもようやく終息し、人が集まるイベントも増え出して皆さんも同窓会や友人の結婚式、大人数での旅行など、集合写真を撮影する機会が増えて来てはいませんか?
プロカメラマンがその場にいれば問題ありませんが、いきなりカメラを渡されて「写真撮って下さい!」なんて言われてしまったら…
「集合写真なんて、ただ全員が入るように写せば良いだけでしょ?」なんて甘くみていたら、いざ撮ってみると、ピントが合わなかったり全員の顔がちゃんと見られなかったり、目を瞑っていたり…
我々プロカメラマンでも難しい撮影のトップクラスは「集合写真」です!
重要な機会での集合写真、全員の顔がきちんと見える綺麗な写真で残したいですよね。
そこで今回は、集合写真を上手に撮影するコツとおすすめの構図、設定方法についてご紹介します!
【場所の確認】
結婚式や同窓会の集まりなど、大人数での集合写真を撮影する場合、横に最大何名並べるか場所の確認が必要です。
例えば横一列に5名が並べる場所であれば、1番後ろの列が5名、真ん中が4名、1番前が3名の計3列12名の撮影が可能です。
2列目からは、前の人と人との間から顔が出る場所に立つとバランスよく後ろまで均等に並べるはずです。
それでも1番後ろの列が収まらなければ隣りの人とハの字になってお互いの肩を重ねてなるべく横に広がらないように並んで下さい。
これ以上列を増やしてしまうと背景が収まらなくどこで撮影しているか環境がわからない写真になってしまうので注意しましょう。
手前にテーブルなどがある場合は上の物をある程度どかして手前の人物に重ならないようにしましょう。
【構図のポイント】
集合写真を撮影するときは、画面全体の中央をしっかり合わせることが大切です。
画面左右の余白、人物の立つ位置をシンメトリーに合わせて下さい。
左右どちらかに寄っていたり、上下どちらかが不自然に空いていたりすると、バランスが悪く不格好な写真になってしまいます。
画面に全員が収まったら一人一人の顔が見えているかを確認します。
全員の顔がきちんと見えるようにするには、均等に並んでもらうのがポイントです。
間が空きすぎたりくっつきすぎたりするところがないようにしましょう。
全員立って撮影する場合は、背の高い人が1番後ろの列、背の低い人を前に入れ替えて構成して下さい。
椅子などがあれば、1番前の列を椅子。2番目を中腰、3番目を立ってもらうとバランス良く構図が作れるので活用して下さい。
【ピントの合わせ方】
集合写真の撮影では、絞り(F値)を絞って全体にピントを合わせます。
絞り(F値)とは、光を取り込む穴である「絞り」の開き具合を数値化したものです。
絞り(F値)が小さいほど絞りが開かれ、ボケやすくなります。
周囲からボケていくので、絞り(F値)が小さい状態で撮影すると後列の端の人の顔がボケてしまうことも。
逆に絞り(F値)が大きいと、ボケにくくなり全体にピントが合います。
集合写真を撮影するときは、絞り(F値)を調整して、画面の手前から奥までピントが合うようにしましょう。
絞り(F値)の数値を大きくして撮影すると、全員の顔がくっきり写った集合写真になります。絞り(F値)はF6からF11程度にとどめましょう。
ただし絞り(F値)を大きくしてしまうと光を取り込む量が少なくなるので写真が暗くなってしまいます。
撮影場所が室内か屋外かによっても大きく異なりますので、自然光があまり入らない室内の場合はカメラに内蔵されているフラッシュ、又は上部に取り付ける「外付けフラッシュ」を活用しましょう。
明るさをフラッシュで補えるので、シャッタースピードを遅くする必要もなく、手ブレや被写体ブレを気にせず撮影できますよ!
【コミュニケーションの取り方】
集合写真を撮影するときは、写す人とのコミュニケーションが大事です。
みなさんの顔が、あちこちとバラバラになりがちですが、冗談などを言いながら一度目線を注目させて下さい。
大人数ですとまばたきのタイミングが合わず、誰かしら目を閉じてしまうケースがあるはずです。
そんな時はカウントダウンをとって見て下さい!
「3・2・1の後にシャッターを切りますのでその時だけまばたきをしないようにして下さいー!」
これを伝えると皆さんタイミングを合わせて来れますので、まばたきの確率が大分少なくなりますよ!
【まとめ】
皆さん、もし集合写真撮影のタイミングでカメラを突然渡されても、今回ご説明した内容を思い出して頂ければ、必ず今までの失敗した様な写真にはなら無いかと思います!
苦手意識を無くして、皆んなで楽しい集合写真を撮影し、良い思い出になる様な素敵な集合写真を撮影してみて下さい!
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